「子育て大変!」って格差あるよね。産後に手厚いヘルプが来る家、来ない家。

「子育て大変!」って格差あるよね。産後に手厚いヘルプが来る家、来ない家。

1人目出産後、「つらい。」と思うようになったことがあった。でも、今思えば「周りの家庭の手厚いヘルプ」がただ羨ましかったのだ。私は保育士も教師の資格も持ってる。そんなの自分の子どもになれば関係なかった。24時間べったり一緒にいるということの責任感。そのプレッシャーに毎日押し潰されそうになる。

前提として我が家のその時の状況を説明しておくと

  • 旦那の仕事はどブラック。始発&終電勤務。休日もたまに仕事。
  • 旦那の実家は遠方。
  • みんこの実家は電車で数駅だが、放任。「本当に困ったら呼んで」スタイル。この「本当に」のハードルが非常に高く、私がノロでぶっ倒れた時はのみ来てくれたw(2日間)

まぁ、ざっとこんな感じ。要は、ワンオペですね!って話ですね。はい。

産院にいた6日間の幸せ快適だったこと。家に帰ってきたらご飯は出てこない、寝られない、誰も助けてくれない。でも、なんとかしなきゃ。この子守らなきゃ。

買い物にも行かなきゃ、掃除もやらなきゃ、あぁ、片付けも。

産後のボロボロの身体を引きずりながら一人で腰の痛みを我慢し沐浴に入れ、授乳をし保湿と服を着せる。お風呂の前において、自分は急ぎ足でドアも半開きにして目にシャンプーが入るのもお構いなく、目の痛みをこらえて生まれたばかりの赤ちゃんに何か起きないかをよく見る。文字通り目を離すのが怖かった。

新生児訪問があって、久しぶりに大人と話した。地域で行われている子育てセミナーにも参加した。参加者は初めての1人目出産で、生まれた月齢で区切られていたため、参加者の中でゆうは一番小さかった。寝返りやハイハイをしている子もいる中、ゆうは泣いているかおっぱいを飲んでいるか、寝ていた。それでも新しい人と会うのは私にもゆうにもいい刺激になった。

地域がらもあるかもしれないが、30代半ばのお母さんが多く、私と年齢が近い人は本当に少なかった。その人たちの話題の中心は「やっぱり体力がなくてしんどいから、毎日旦那に沐浴してもらってる。」「近くの両親呼んで手伝ってもらってる」「実家に帰ってる」「旦那が帰ってくるまで待ってる」「義両親が近いから気は遣うけど手伝ってもらえて助かる」等々

みんな手伝ってもらえていいな…。何で私こんなに1人で余裕もなくバタバタ毎日過ごしてるんだろう。でも、その場で何か相談しても「若いから大丈夫!体力もあるでしょ!」…え?何が大丈夫なん?産後からすぐ家事・育児を全部1人でやっててしんどいのに。若くてもしんどいものはしんどいの。自分たちのほうがよっぽど恵まれてるんよっっっ‼って言いたかった。もうそれ以上何も言えなくなった。

それだけ手伝ってもらってるのに「大変!大変‼私、すごく大変なの!」って。うん。確かにどんな子でも、どんな状況でも子育ては大変。でも、周りの状況を聞いていたら何だか私は余計につらくなった。正直不公平だなって。まぁこの世の中そんなことばっかりだろうけど。そして、私より大変な思いをしながら子どもを育てている人もいるだろうとも思う。

その夜、のすけの帰りを待って「つらい、しんどい」と泣いた。

その時ののすけは今思うと父親の自覚もないのか?というぐらいポンコツだった。夜泣きだって一度も起きてくれない。出勤時間のギリギリまで寝ていて朝の沐浴をお願いしても「時間なくてできなかったから」と逃げる。1回くらいオムツ変えてよって言っても聞こえないふり。前日に着て帰ってきたものは脱ぎ捨てたまま。家は散らかしっぱなし。いないほうがいい。チェーンでも閉めとこうか。と思ったことは1回じゃなかった。数えられないくらいというのは黙っておくことにするが。

私がそんな思いをしていたこと、追い込まれていたこと、全く気付いていなかった。いつも子どもと楽しそうに遊んでんな~。ほっこり。という印象だったらしい。お前の目は節穴か。

それまでも「子育てのこんなことが大変だ」とは伝えていたがのすけにとってはどこか他人事だったよう。

ねぇ、今のままののすけならいらない。子どもと関われる時にしないパパはどんどんゆうとも、私とも距離ができるよ。それ、わかっててね。

私のこの一言からのすけの態度は変わった。

私自身は大変アピールするのが好きじゃない。「自分で何とかしなきゃ。自分が頑張れば何とかなるんだから。」って思ってた。だからか、「手伝って」を言うのも下手。ここまでなるまでに言えばよかったのに。

あの時の自分に会って伝えたい。

そんな自分を追い込むこともないよ。しんどいのはしんどい。大変だよね。あの家はいいなって思うことも仕方ない。だってもう十分頑張ってるもん。「助けて。」って言うことは子育てから逃げることでも何でもない。話せる人に本音で思い切り感情をぶつけても大丈夫。旦那がダメでも親がダメでも私は仲良くなったママ友に本当に助けられた。毎日子どもは成長してて生活リズムができれば、だんだん楽になってくるから。今がつらい。今日がつらい。でも、終わりはくるから。大丈夫!今日もあなたはステキなママよ!

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