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もし、私が新型コロナウイルスに感染したら、お腹の子を優先してほしい。と旦那に伝えた話。

もし、私が新型コロナウイルスに感染したら、お腹の子を優先してほしい。と旦那に伝えた話。

ある日、ゆう(息子)が寝た後の会話。おもむろに紅茶を入れて、

ねぇ、のすけ?ちょっと大事な話してもいい?

いいけど…急に何?どうした?

あのさ、もし私がこの生活続けてて、新型コロナウイルスに感染して重症化したらどうする?

困る…。怖い…。

あんたの感情じゃなくてさ。具体的にはその時どうするかってこと。妊婦が飲める薬はありません。海外では明確な理由じゃないとされながらも肺炎が重症化した妊婦さんもいたやん?けど、お腹に赤ちゃんいるやん?

…うん。両方無事に…。

それが一番やけど、どっちかってなった時。

うーん…。みんこは?

お腹の赤ちゃん。(即答)

気持ちはわかるけど、ゆうと生まれてくる赤ちゃんと俺にとってもみんこがいないと…困る…。

少なくとも私は30年近く生きた。でも、お腹の子はまだ0年。未来も長い。

…。

だから、もし、万が一の時はお腹の子優先で。よろしく。

2年前、ゆうを妊娠していた時は自分が死ぬなんてこと考えたこともなかった。「早く赤ちゃんに会いたいな~!生まれたらこれ着せたいな~。歩けるようになったらこんなところ一緒にいって~…」って将来への楽しみばかり話していた。プレママ・プレパパフェスタやマタニティセミナーに行ったり、ベビーグッズを毎週末のように見に行って、あれがいいかな?これがいいかな?出産の時のバースプランは、立ち合い出産をしてもらって~。子どもが生まれるまでに2人でって食べ物の制限やお酒は飲めなかったけど美味しいもの食べに行ってデートを楽しんだり。ゆうが生まれた後は、親戚や仲の良い友人が「おめでとー!」って産院に会いに来てくれて可愛い可愛いっていっぱい写真撮ったり抱っこしてくれてた。

でも今は…。

新型コロナウイルス感染予防のため、産院の検診でさえ妊婦1人で付き添い禁止だったり、立ち合い出産禁止、産後の面会も禁止というところが増えている。(今回私が産もうとしている小さな産院でも、産後の面会は受付で厳重な消毒などを行った後、配偶者に限るとされている。今後変更もありうる。)産院のマタニティ―セミナーも中止された。各地で行われていたマタニティーイベントも中止。生まれるまでに、1人でしっかり動けるようになったゆうと3人で色んな所にも行こうと思ってたけど、できなくなった。

海外では新型コロナウイルスで最後の面会もできずにたった1人で命を落としていく人がいる。「家族にも会えない」と成人男性が泣いて亡くなっていく。こんなことになるなんて…とみんな思っているだろう。

他人事じゃない。

もう、これが現実。

日本の対応も判断も遅すぎた。

そして、未だに危機感のない日本人がうろついているのも事実だ。

海外のニュースが自分の身に起こってもおかしくないところまで来ている。

だから自分のこととして、最悪の状況を想定し、その中で意思を伝えておかなければならないと思った。

いやだ、いやだ、こんなのことになるなんて。

だから今日も、明日からを生きるために家で過ごすの。

家でも楽しく過ごしてるけど…、この新型コロナウイルスが落ち着いたときにはいっぱいおでかけしよう!そのためにも何とか生き延びなければ。

-マタニティ, 子育て

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